2016年の2月から日銀のマイナス金利政策によって住宅ローン金利の急激に低下しました。
今日は住宅ローンの借り換えをすることでどのくらいのメリットがあるのかを、実例で説明していきます。
動画は17分ほどです。内容は文章にも書いています。
住宅ローン金利の借り換え、家を建てたいと考えている方にはぜひ見てほしい内容になっています。
住宅ローンの金利の種類
固定金利
変動金利
固定金利+変動金利
住宅ローン金利の推移
今日は「長期固定金利住宅ローン フラット35」の金利を参考にお話します。
H28年9月 フラット35 住宅ローン金利
返済期間15年~20年 0.96%
返済期間21年~35年 1.02%
H18年9月 フラット35 住宅ローン金利
2.75%~3.59% 返済期間・条件等によって変動
10年前に比べると3分の1程の住宅ローン金利になっています。
過去にない程、マイナス金利政策によって金利が低くなっていることがわかります。
直近3か月の金利の推移
7月 15~20年 0.85%
21~35年 0.93%
8月 15~20年 0.83%
21~35年 0.90%
9月 15~20年 0.96%
21~35年 1.02%
8月から9月にかけてマイナス金利が導入されてから初めて金利が上昇しました。
ここからまた下がるのか、上がるのかはわかりませんが、動向を見る必要が出てきました。
お客様Iさんの住宅ローン借り換えの実例
住宅ローンの見直しだけで600万円以上の効果
夫婦で住宅ローンを組んで13年経過しています。
特別珍しいケースではなく10年前に住宅を建てている方の場合はあり得る話です。
旧住宅公庫 1,476万(ボーナス払 552万) 金利3.55% 残期間22年
民間金融機関 886万(ボーナス払 332万) 金利3.28% 残期間22年
総支払額 34,460,990円(内利息・諸費用 10,840,990円)
フラット35へ借り換え
借入残高 23,316,970円
融資手数料 520,700円
登記手数料 188,240円
団体信用生命保険 86,400円
収入印紙 20,200円
総額 24,132,510円
借り換え前 総額 34,460,990円
借り換え後 総額 28,169,113円(20年)
差額 ▲6,291,877円
お客様Iさんはこの600万円の住宅ローンの節約ができたことで、借りている土地の購入ができるということで大変喜んでいただけました。
10年前や5年前に住宅ローンを組んだ方は確認をオススメします
10年前頃に住宅ローンを借りている方は同じような住宅ローン金利で借りている方もいると思いますので、確認するだけでも損はありませんので、現状の住宅ローン金利の確認をすることをオススメします。
5年前でも今よりも高い水準の金利になっています、経費の計算などをしてもお得になるケースもありますので借りたばかりだし。というのではなくとりあえず確認をオススメします。
長期固定金利住宅ローン フラット35の最大のメリット
繰り上げ返済手数料・保証料・保証人が不要
ご返済中に繰り上げ返済を行っても手数料がかかりません(窓口ご利用の場合は100万円以上、インターネットご利用の場合は10万円以上)またフラット35は保証料・保証人が不要というシンプルな住宅ローンになっています。
繰り上げ返済を行う際にインターネットからであれば10万円以上で返済が可能なので、少額でも資金に余裕ができたときに繰り上げ返済をすることで、返済期間が短くなり返済金額の圧縮にも繋がります。
実際にフラット35を契約されたお客様は積極的に繰り上げ返済をする方が多いです。
住宅ローン シミュレーション
住宅金融支援機構 フラット35のシミュレーションは様々な条件のシミュレーションができて便利です。
シミュレーションはこちらから
賃貸と変わらない金額で住宅を買える時代
「住宅を買う」というのは昔から言われているんですが、人生で一番大きな買い物、人生で一度の買い物と言われています。
家を買うということは大きな金額ですが、住宅ローンの金利の低下によって賃貸と同じような金額で住宅を買える時代になりました。
2000万円の住宅ローンを組む場合(ボーナス払なし)
35年ローン 金利 1.02%≒1% 56,460円/月
20年ローン 金利 0.96%≒1% 91,980円/月
3000万円の住宅ローンを組む場合(ボーナス払なし)
35年ローン 金利 1.02%≒1% 84,690円/月
20年ローン 金利 0.96%≒1% 137,970円/月
35年は新築・20年は借り換えの方
2000万円を35年で返済するとなると56,460円/月なので、賃貸している方であれば同じような金額ではないでしょうか。もしくは安くなる方もいるんではないでしょうか。
3000万円でも35年で84,690円/月になりますので、お子様などがいて大き目な住宅を賃貸している場合はあり得る金額です。
ボーナス払を設定していないので、ボーナスや余裕ができた際に繰り上げ返済することで総額と期間はもっと短縮されていきます。
20年は返済金額が高くなりますので、お子様が小さくこれから教育資金などがかかる場合は無理なく35年で設定することをオススメします。
ですので20年は現状住宅ローンを組んでいる方が加入することが多いです。
住宅ローン金利借り換えまとめ
毎月の支出の中で節約が難しく、節約できれば効果が大きい固定費。
住宅ローンを見直す機会はあまりありませんが、過去最低水準の金利になっている今、見直しや確認をして損はありません。
条件が合わなければ今のままで継続すればいいだけです。
計算は無料でできるので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。