個人と法人の違いまとめ

こんにちわ、粕尾です。

お客様との会話の中で、個人と法人はどう違うの?という質問をいただいたので税理士の方に聞いてまとめてみました。

一概にどちらが良いとは言い切れませんので、ご了承ください。

個人から法人へ切り替える目安

知り合いの湘南の走る税理士さん 鈴木さんに意見いただきました。

一概には言い切れませんので、参考程度にお願いします!

①売上1000万円いくなら法人の方がメリットが大きい。特に消費税の部分。

②個人で所得が300万円超が将来的に続きそうなら法人の方がいい。

③家族(配偶者・小さい子供がいる場合)、売り上げは少なくても敢えて法人にして社会保険に加入する。

万が一の時に遺族年金などの保障を厚くしておくこともできる。

個人と法人の簡易比較表

スクリーンショット (308)

個人事業主のメリット

事業開始時の経費が0円

事業開始時に税務署に開業届のみの提出で簡単

確定申告が青色申告なので自分でもできる

赤字だと所得税が掛からない

交際費として計上できる金額に限度がない

従業員数が4人以下だと社会保険に未加入でもいい(国民健康保険・国民年金に加入)

廃業時は届け出のみ

個人事業主のデメリット

社会的信用に欠ける

赤字の繰り越しが3年間

所得が増えるほど所得税率が上がる(累進課税)所得500万円が法人へ切り替えの目安

個人所有のものは相続税がかかる。

法人のメリット

社会的信用が得られる

赤字の繰り越しが7年間(資本金1億円以上は9年)

自分に掛ける生命保険や退職金などが経費にできる

法人税が一定で売上の増減に関係ない

会社所有の物は相続税がかからない。

実際に従事していれば、家族への給与支給に制限がない(個人事業主の場合は、青色事業専従者給与として税務署へ届出をしなくてはいけません。)

法人の場合は出資の範囲での有限責任であるため、リスクが少ないと言われます。

個人事業の場合、税金や借入金、買掛金など、自腹を切って返済しなければなりません。

(ただし、法人の場合でも経営者個人が保証人とならないと銀行からの融資が受けられないことが多いですので、大きなメリットとはいえません。)

法人のデメリット

交際費が800万円以上は経費にできない。

開業時に25万円~30万円の諸費用が掛かる

社会保険(健康保険・厚生年金)に強制加入

赤字の場合でも税金が年間で最低7万円はかかる。(法人住民税の均等割)

廃業時にも数万円の費用が掛かる。

 法人と個人事業主の違いまとめ

それぞれのメリット・デメリットをまとめてみましたが、個人的には「法人」の方がメリットが多いように感じました。

一から事業を始める、売り上げが0から上がる見込みがないとかは別として、すでに取引があったりするのであれば、法人の方がいいかと。

詳しくは税理士さんなどに相談しましょう。

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